抄録
K-017
対面授業におけるモバイル端末の利用に関する検討
○葉田善章(放送大)
本稿では,LMSであるMoodleと,デジタル家電を中心に普及しつつあるDLNAという2種類のシステムを授業資料の提供のために対面授業に導入し,多くの学生が持つようになったスマートフォンなどのモバイル端末の対面授業での利用について検討する。Moodleは,主にPCを対象として,授業資料や小テストの提出を授業中,授業外を問わずにいつでも利用できる。一方で,DLNAは授業資料を画像の形で提供し,教室に設置した無線LANを用いて授業中のみ利用できる。授業中における2つのシステムへの授業資料の閲覧の回数や,Moodleによる小テスト提出の回数,学生の利用アンケートを通して,モバイル端末の利用について考察する。