抄録
K-016
インストラクショナルデザインへのアジャイルソフトウェア開発手法の応用
◎遠藤翔太・森本祥一(専大)
教育活動の効果,効率,魅力を高めるための手法として,インストラクショナルデザインが注目されている.このインストラクショナルデザインを実践するための一連の活動を定義したプロセスモデルも存在するが,実際に多忙な現場の教員がこれに従って教育を行うことは容易ではない.よって本研究では,変化や変更に迅速に対応することを重視したアジャイルソフトウェア開発手法であるエクストリームプログラミングを応用し,授業の進捗や学生の理解度といった教育現場の状況に迅速かつ柔軟に対応でき,軽量で実践可能なインストラクショナルデザインプロセスを提案する.また,定義したプロセスを用いた評価実験を行い,その効果について考察する.