抄録
K-014
IRペンを用いた学習支援システムの開発
○土江田織枝(釧路高専)・前田紫苑(ポータス)・林 裕樹(釧路高専)・宮尾秀俊(信州大)
本研究では,特別な機能を持たない普通のプロジェクタを使って,スクリーンに投影したパソコンの投影画面上を,複数名が同時に描画ができ,また,文字の筆記練習にも使うことができる,学習支援システムの開発を行った.IR(赤外線)を発光するペンを使用することで,スクリーン上に描画や文字を書くことができる.筆記練習の機能では,練習への意欲を高めるために採点機能も備えた.
本システムの使いやすさについて,評価実験を被験者20名を対象として実施した.評価結果から,どの評価項目に対しても70%が「とても使いやすい・使いやすい」との回答であった.これより,概ね使いやすいシステムを構築できたと考えられる.