抄録
K-010
Classroom Response Systemの教育利用における学習者行動に関する研究
○水谷晃三(帝京大)
本論文では,スマートデバイスやPC上で動作するCRSの問題点を指摘し,その問題を解決するための基礎的な研究について述べる. PC上で動作するCRSを改良して正確に受講者の操作ログを記録するようにした.改良したCRSを実授業において使用し,記録された操作ログをK-means法により分析して受講者の分類を試みた.その結果として,CRS以外のアプリケーション画面に切替える操作の発生時間に注目することで,注意喚起が必要な受講者や学習支援が必要な受講者を特定できる可能性を示した.