抄録
J-034
マルチエリア型人感センサを用いた時間差分による在席・離席検知手法の検討
◎市野 博・三木光範・松下昌平・間 博人(同志社大)
知的照明システムでは,在席・離席の切り替えを各執務者が在離席ボタンを通して行う必要がある.しかし,執務者の在席・離席の切り替えが適切に行われていないことが多く,不必要な明るさが提供されていることがある.そこで,256分割した画素に対して温度を出力できるマルチエリア型人感センサを用いた在席・離席検知手法の提案を行う.本手法では,マルチエリア型人感センサが各画素に対して出力する温度の差分を用いることで執務者の在席・離席を検知する.本手法を用いることで執務者の在席・離席を自動的に変更することが可能となり,知的照明システムへの応用が期待できる.