抄録
J-032
ネットワークゲームにおける遠隔参加者間力覚共有効果の検証
◎山口尚哲・小山慎哉(函館高専)・三好孝典・河瀬滉貴(豊橋技科大)
豊橋技術科学大学が開発した力覚共有デバイスは、インターネットを介して多地点間で力覚を共有することが可能な点が、従来のデバイスと異なる特徴である。
現在、同大学と高専の連携プロジェクトとして、遠隔地にいるオペレータ同士が、他者の力覚を共有することが可能な、マルチラテラル遠隔制御に関する実験と、それを応用したコンテンツの開発を行っている。
しかし、このデバイスによる力覚共有がユーザに与える影響は調査されていないため、このデバイスの応用例が明確でないという問題がある。
そこで本研究では、ネットワークゲームを開発し、ユーザ利用実験の結果を分析することで、ユーザへ及ぼす影響を調査し、今後の応用例を検討する。