抄録
J-024
異なる文字入力方法における打鍵数と作業効率の比較
◎西川和宏(工学院大)
パソコンの入力作業では、手首を固定して作業を行う場合が多いため、手首にかかる長時間の負担(緊張状態による血行不良など)を原因とする腱鞘炎などの症状が現れている。そこで、腱鞘炎の原因となる手首への負担を減らすための入力方法として、音声認識による文字入力法(音声入力)を提案する。音声入力は、キーボード入力に比べあまり手を使わず、また近年では高い音声認識率が達成されているため、実用レベルになっていると考えられる。本報告では、キーボード入力と音声入力での文字入力作業を行い、打鍵数の比較を行うと共に、作業効率の差を定量的に明らかにする。