抄録
H-017
複数センサを用いた靴下ペアリング手法の検討
◎米谷和記・三好 力(龍谷大)
近年,ロボット技術の進歩にともない,家事代行ロボットの普及が進んでいる.特に,iRobot社のRoombaに代表される掃除ロボットは一般的なものとなってきている.ここで,介護における家事の定義は掃除,洗濯,料理,買い物,衣類整理となっているのだが,衣類整理に当たる「洗濯物を片付けるロボット」はあまり一般的ではない.本研究を行うにあたり,ロボットによる洗濯物の片づけに求められる機能を分析した結果,洗濯物の分類,畳み処理,靴下などの小物のペアリング,収納処理に分割できることがわかった.靴下はペアリングされていないと使用できず,作業に手間がかかる点から,靴下のペアリングは重要度が高いと考える.よって我々は,3D情報と画像処理を用いることで靴下の折れを検知,修正しペアリングを行うシステムを開発する.