抄録
D-030
VPAを用いたXMLStream向けCEPエンジン
◎内田友樹・松田達希・藤田 悟(法大)
近年,研究が盛んに行われているCEP(Complex Event Processing)技術により,時々刻々と変化しながら流れてくるビックデータのリアルタイムな処理・分析が可能になっている.次々と流れてくるデータはストリームデータと呼ばれ,データの形式は様々である.株価情報,気象情報,センサ等のデータがXMLストリームとして扱われていて,これを高速に処理するCEPエンジンが求められている.
本研究では,複数のXMLに対して処理・解析を行える問い合わせ言語を開発し,高速な検索を実現するためにVPA(Visibly Pushdown Automaton)ベースのCEPエンジンを開発した.このCEPエンジンでは,VPA上の最適化を行うことで高速化を行う.