抄録

◎駒水孝裕・天笠俊之・北川博之（筑波大）

XMLデータに対してファセット検索を適用することで．ユーザが対象XMLデータに関して構造や内容についての知識を必要とされる事なくXMLデータに対し検索できるようになる．しかしながら，XMLデータにファセット検索を適用するためには，検索対象オブジェクトとなる部分XMLデータおよび検索に用いるファセットを予め定義する必要がある．本研究ではこの問題に対して，検索対象オブジェクトおよびファセットの自動抽出を行う．本稿では，経験則に基づいた二種類のアプローチ（頻度に基づくアプローチと意味に基づくアプローチ）を提案する．提案手法をWeb上に実在するXMLデータに対して適用したところ，十分な精度で検索対象オブジェクトおよびファセットを抽出出来ていることを確認した．