抄録
C-002
高速度デジタルホログラフィのための専用計算機の開発
○増田信之(東理大)・亀谷和樹・高橋 慶・角江 崇・下馬場朋禄・伊藤智義(千葉大)
近年,計算機の処理の高速化,記憶装置の大容量化,CCD やCMOS などの撮像素子の高解像・高画素数化などエレクトロニクスの進展をホログラフィに導入することによりこれらの処理を省略でき,より高速に計測ができるデジタルホログラフィが提案された.この方法では,撮像素子で干渉縞を取得し計算機において3 次元物体の複素振幅を任意の奥行で得ることができる.しかしながら,一般的には撮影に要する時間よりも,再生のための計算時間は膨大となる.本研究ではこの計算時間を削減するため専用計算機の開発を行った.