抄録
RO-008
ユニバーサル大災害時避難路報知システムの研究
○福本一朗(長岡技科大)・佐橋 昭・佐橋 拓(Project I)
視覚障害者にとって最も重要な通信手段は音声と点字であり、聴覚障害者にとっては墨字・画像以外に手話・指文字があるが、自然災害時に際して大雨・火山噴火・避難時などの騒音下では音声は打消されるとともに、停電の地下街や夜間の被災地では文字や手話が認識できないことも多いため大災害時には複数の情報伝達手段を同時に併用することが重要となる。本研究では独自に行った防災救護表示現状調査結果を元にして、災害報知器や非常避難路表示灯に点字・指文字を併用して表示することを提唱し、大災害時に必要な緊急避難情報を迅速確実に伝達することの可能な「災害時ユニバーサル避難表示板」を提案する。