◎佐藤真弥子・吉開範章・栗野俊一（日大）

近年、企業や組織でSNSが導入されている。しかし、実際に導入後の利用・運営が成功しているケースは、導入企業・組織の中の１０％程度に留まっているという報告がある。この原因として、SNS利用に対する目的の欠如が考えられる。つまり、経営者がSNS活用状況といったSNSでの組織活動を把握し、それに応じてSNS活用の魅力や価値の提示をしていかなければ、企業での安定したSNSの利用・運営は困難であると考えられる。
そこで、SNSにおける組織活動の活性化を目標とし、その第一段階として、Twitterを対象にした組織活動の可視化について検討している。今回は、Twitterにおける衆議院議員選挙情報を対象に、ケーススタディを行ったので報告する。