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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
RJ-005
フレーム分割法を用いた瞬目計測の有効性に関する一検討
松野省吾・大山 実(電機大)・阿部清彦・佐藤寛修(関東学院大)・大井尚一(電機大)
瞬目で入力操作を行うインタフェースの研究がさかんに行われている。瞬目は高速な運動であり、多くの場合で専用の計測機器が必要である。本研究では汎用的な環境での瞬目入力を実現するため、一般的なビデオカメラを用いた随意性瞬目の検出を目指している。NTSCカメラを用いた瞬目検出手法として、インタレース画像をフィールドに分割するフレーム分割法が提案されている。本稿ではフレーム分割法を用いて随意性瞬目および自発性瞬目を計測し、瞬目識別パラメータ取得の有効性を検証する。実験の結果、フレーム分割法を用いて取得した瞬目波形では、従来、困難であった瞬目波形の底辺部分の取得が可能であり、瞬目の識別に有効であることを示した。