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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
RJ-002
意図的な表情表出に及ぼす心理的ストレス要因の分析
佐藤和人・大津宏亮・間所洋和(秋田県大)・門脇さくら(スマートデザイン)
意図的な表情に及ぼす心理的ストレス要因を分析するために,表情の表出強度と心理的ストレス反応測定尺度(SRS-18) の関係性に着目した.「喜び」「怒り」「悲しみ」の3 表情を対象に,心理的ストレス因子(抑うつ・不安,不機嫌・怒り,無気力) との関係性をグラフィカルに表現する.評価実験では,被験者10 名を対象に7 週間から20 週間に渡り取得した表情画像とSRS-18 により計測したストレス反応データセットを用いて,男女別のストレス要因モデルを構築した.各表情の表出強度を観測値として確率推論した結果,男性の場合は「抑うつ・不安」因子,女性の場合は「抑うつ・不安」と「無気力」因子の影響を受け易いことが分った.