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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
RI-002
重み関数を用いたHEVCイントラ予測改良に関する検討
松尾翔平・高村誠之・清水 淳(NTT)
近年画像の解像度やフレームレートが増大することにより,映像の有する情報量が飛躍的に増大している.映像の放送,通信(配信),蓄積のために映像符号化技術は重要であり,映像符号化国際規格であるH.264/AVCよりも高圧縮の規格が求められており,次世代高能率映像符号化HEVC(High Efficiency Video Coding)の標準化が進められている.本稿では,HEVCにおけるイントラ予測の方法と既存手法について述べ,その改良方法を提案する.実験の結果,アンカーデータと比較して平均約0.45~0.6%の符号化効率改善を確認し,本提案法の有効性を示した.