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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
RI-001
自己相関特徴とコヒーレンスに基づく推定手法を用いた転倒防止のための起床動作検出
井上 円・田口 亮・梅崎太造(名工大)
病院介護施設で生活する高齢者にとって転倒は非常に身近に存在する危険であり,看護業界においても,管理コストを割かれる問題である.そこで我々は,画像デバイスを用いた転倒抑止の試みとして,小型高速,かつ高い検出精度を備えた行動推定アルゴリズムの組み込みソフトウェア開発を行う.本研究では転倒を未然防止するための手段として,起床動作の認識を検討する.我々はエッジの方向と強度から得られた特徴量の自己相関を用いた行動推定手法で,位置不定な病院のベッドにおける患者の起床動作を検出する.48シーケンスの起床動作と62の非起床動作の合計110シーケンスでアルゴリズムの評価を実施した.