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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
RF-002
連続変数の分散制約最適化問題のための解法
羽佐田智之・松井俊浩・松尾啓志(名工大)
マルチエージェントシステムにおける協調問題解決の枠組みである分散制約最適化問題(DCOP)では一般に離散変数を用いる.
しかし,実際的な分散システムは連続な変量を伴うことが少なくないため,DCOPのような枠組みで連続変数を扱うことは重要である.
一方,連続変数を扱う分散制約最適化問題として,Network Utility Maximization (NUM) Problemが研究されている.
そこで,本研究では,連続変数に拡張されたDCOPのうち,NUM Problemに帰着できる問題に着目し,NUM Problemのための分散ニュートン法に基づく解法と,DSAを拡張した解法を提案する.