情報処理学会ホームページ
FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
RC-003
木に着目したL1L2*スキャン設計の適用手法
上岡真也・岩田大志・山口賢一(奈良高専)
大域クロックに依存しない非同期式回路は,同期式回路で問題となるクロックツリーによる面積増加や,クロックスキューを抑えることができる.しかし非同期式回路のテストは一般的に困難であると言われている.同期式回路で用いられているL1L2*スキャンを非同期式回路に適用するアルゴリズムが提案されているが,実用的な時間では適用できなかった.本稿では木グラフが2部グラフであるという性質に着目し,非同期式回路に対するL1L2*スキャン設計の適用手法を高速化する.