○坂巻英一（宮城大）

東日本大震災発生後，被災者の安否確認や被災地における救援物資の需要把握が行われたことは記憶に新しい．震災をきっかけとしてTwitter上のつぶやきを災害対策に活用しようといった試みが近年盛んに行われており，大規模なワークショップも開催されている．一方で，大規模災害発生時にTwitter上のつぶやきデータを活用するためには，情報の発信元を特定することが必要不可欠となる．ところが，発信元を特定することができないつぶやきが大半を占めているのもまた事実である．本研究では，発信元が不明確なつぶやきについて，単純ベイズ分類器を利用することにより発信元の推測を行うことを目的とした研究を行った結果を報告する。