○梅澤克之・齋藤充宏・楢木將人・礒川弘実・萱島　信（日立）

近年，モバイル端末やBYOD（Bring Your Own Device）などのITの活用によってワークスタイルを改革する企業が増えてきている．ワークスタイルを改革するITツールの評価としては，ITツールを活用することによる業務の効率性の向上が第一の評価基準と考えられるが，そのほかに，従業員の満足度を評価することも重要であると考える．本研究では，従業員満足度を対象にしたワークスタイルを改革する際の従業員の満足度を評価するための評価方法を提案する．具体的には，ワークスタイル改革として提案するさまざまな働き方に対して情報システム事業部が提供するITツール・ITサービスが「仕事の効率・成果」「仕事のしやすさ(従業員満足度)」に与える効果を，全職種を対象に評価する．最後に，在宅勤務という働き方を題材にして提案方式（の一部）を用いて，在宅勤務に対する従業員満足度を評価する．