抄録
O-034
心臓リハビリテーションにおける運動療法支援システムの開発
◎伊深大祐(釧路公大)・岩崎武史(釧路孝仁会記念病院)・皆月昭則(釧路公大)
心臓病疾患は、退院後、継続的な心臓リハビリテーションが必要になる。心臓リハビリテーションとは、心臓をいたわるために安静な生活を続けたことによって、運動能力や身体の調節機能も低下しているため、患者が1日も早く快適な社会生活や家庭生活に戻るためのQOL支援である。退院後の心臓リハビリテーションの中断が6割強というデータがある。その理由は、心臓リハビリテーションの施設が少ないことや、地方では専門病院との距離や交通手段がないことである。 この問題を解決するために心臓リハビリテーションの運動能力の増加に注目し、心臓リハビリテーションが必要な患者を運動療法という角度から支援するシステムをスマートフォン向けに開発し公開配布した。