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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
M-026
ヘルスケア用センサをユースケースとした400MHz帯無線の伝搬特性評価と考察
梅本武司・村岡和裕・柳生健志(富士通九州ネットワークテクノロジーズ)
近年種々の小型センサが実現しており、環境にセンサを多数配置し様々な情報を収集するセンサネットワークの実用が拡がりつつある.ヘルスケア用途のセンサ(心拍センサなど)では、身体に装着したセンサが収集したデータを近距離無線により近傍の一次集約装置(スマートフォンなど)に一旦集約するネットワークモデルが想定される.センサに近距離無線を搭載するにあたり、体近傍における伝搬特性を考慮した最適な無線通信方式、無線周波数帯の選択が必要となる.
本稿では900MHz帯、2.4GHz帯と比較して電波の減衰面で身体近傍における優位性が高いとされる400MHz帯に着目し、ヘルスケア用途をユースケースとして体近傍における無線伝搬特性を評価、考察した.