◎打越大成・岩本健嗣・松本三千人（富山県大）

近年スマートフォンが急速に普及している．スマートフォンには，多彩なセンサが搭載されており，それらを利用して得られた位置情報を元にしたコンテンツが多く提供されている．スマートフォンで用いられている主な位置推定手法は，GPS，電波基地局による位置測位，自律測位に分けられる．しかし，これらの位置推定手法は，屋内での測位や測位粒度，誤差の蓄積といった問題点があげられる．本研究では，画像処理による位置推定により問題点を解決する．しかし，画像処理による位置推定は，処理コストが高くスマートフォンでの実時間処理が困難である．そこで，スマートフォンの姿勢情報を利用することで処理コストを削減する手法を提案する．