◎中原大貴・北山健志・西村　健・古澤康一（三菱）

　近年、製造業では製品に関わる過程を包括的に管理するPLMと呼ばれるソリューションが広まっており、製品関係者間の連携作業のため、ソフトウェアのバージョンの統一やデータの共有が必要となる。
　サイズが大きいデータをダウンロードする際は、サーバ側が特定の圧縮アルゴリズムでデータを圧縮してデータのサイズを小さくすることが多い。しかし、特定の圧縮アルゴリズムでデータを圧縮すると、条件によっては圧縮しない場合よりもダウンロードに要する時間が増大する。本稿では、FA開発環境において、データの種類や通信性能及び演算性能に応じて圧縮アルゴリズムを選択することでダウンロードに要する時間を短縮する方式を提案する。