情報処理学会ホームページ
FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
L-018
モバイルエージェント技術を用いた人物追跡システム:複数システムを跨がった人物追跡手法の提案
野村 温(鳥取大)・谷川浩三(メルコ・パワー・システムズ)・高橋健一・川村尚生・菅原一孔(鳥取大)
監視システムは,私たちの日常生活において様々な形で広く使用されている.特に普及しているのがカメラを用いた監視システムであるが,複数のカメラを用いた監視は監視員にとって大きな負担となる.そこで本研究では,監視員の代わりにモバイルエージェント用いて人物の追跡を行わせることで監視の自動化を図っている.
追跡する人物が窃盗犯だった場合,追跡は犯人が捕えられるまで行いたい.しかし現在の人物追跡システムでは,追跡可能エリア外に移動した人物の追跡は継続不可能である.そこで,エージェントが持つ追跡人物の特徴データを追加していくことで,異なるセンサを使用するシステム間を跨がった人物追跡が行えるようにする.