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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
L-005
マルウェアの発生時系列分布特性
柏井祐樹・森井昌克(神戸大)・井上大介・中尾康二(NICT)
マルウェアは種類によっては発生傾向が特徴的なものや,二種以上のマルウェアで発生傾向が類似していることがある.そのためマルウェア同士の相関関係を把握し,将来的な発生傾向の予測を行うことで事前にマルウェア対策を行うことが可能になる.本稿ではマルウェアの自己相関分析と相互相関分析を行うことで発生過程における特異点やマルウェア同士の発生傾向の類似点を把握する.得られた結果をもとに今後のマルウェアの発生過程の予測を行うことを可能にする.また,発生過程を時間軸で可視化することでマルウェアの発生傾向の把握を支援する.