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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
K-050
センサを用いた歩行器使用時の歩行動作の評価
黒藪寛至・岡本 覚(島根大)
脳性麻痺患者や重度障害者のための歩行器を新たに開発した。本研究では,歩行器未使用時と歩行器使用時における歩行動作の特性を解析し,歩行器の開発にフィードバックすることを目的としている.加速度センサとジャイロセンサを併用することによりデータを定量的に取得し,各々の結果を3次元表示して歩行動作の特性を解析した.本研究の結論として,腰と左足首に設置したセンサのRMS値は加速度及び角速度と共に歩行器使用時に比べて歩行器未使用時の方がRMS値が小さいことが判明した.加えて,3次元表示においても歩行器未使用時よりも歩行器使用時の方が動作の振れ幅が小さいことが判明した.