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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
J-056
環境情報構造化を用いた人間共生ロボット“EMIEW2”の物体探索
平松義崇・永吉洋登・影広達彦・渡邉裕樹・松原大輔・廣池 敦(日立)
オフィス等でスムーズな案内を実現するために、人間共生ロボット”EMIEW2”の物体探索機能を開発した。本機能は、室内に設置したカメラを用いた環境情報構造化により実現した。具体的には、環境中に新たに物体が置かれると、カメラシステムがフレーム間差分により物体の場所を特定し、続いて、類似画像検索を用いた画像アノテーション技術により物体の名称の候補を抽出する。物体の場所と名称の候補を合わせて物体データベースに保存する。EMIEW2は、尋ねられた物体の名称をクエリとして物体データベースを検索することで、物体の所在位置が探索できる。本機能を実際のオフィス環境で実証し、安定動作することを確認した。