竹矢有輝・◎小川義人・菊池英明（早大）

本研究ではロボット発話の話速・無音区間長の制御がパーソナリティと対話継続欲求に与える影響を考察する．近年，音声対話システムをユーザに長く使い続けてもらうための戦略が活発に研究されている．我々は, ユーザがロボットにパーソナリティを認知することが対話継続欲求を高める要因の一つであるとの仮説のもと，ロボットの発話における話速と無音区間長を制御して印象評定実験を行った．実験の結果より，異なる話速と無音区間長のロボットに対して異なるパーソナリティが認知され，パーソナリティによって対話継続欲求が変化し，協調性や外向性が高いパーソナリティが認知されたとき対話継続欲求が高まることが明らかになった．