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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
J-048
ソフトウェア品質におけるユーザビリティ
福住伸一・谷川由紀子(NEC)
近年、ソフトウェアを使いやすくする、という顧客要求が増えてきており、それを実現するための手法の一つとして人間中心設計(HCD)が用いられている。また、使いやすさは品質の一部と扱う傾向にあり、そこでも、顧客要求を明確に捉えることが試みられている。国際標準では、HCDは、「利用状況の把握」、「ユーザー要求の把握」、「ユーザー要件の仕様化」、「評価」に分類されており、ソフトウェア品質では、「品質モデル(利用品質など)」、「品質測定」、「品質要件」、「評価」と分類されており、共通項は多々見られる。本稿では、ソフトウェア品質およびユーザビリティの測定、品質要求、評価を対象としている国際標準SQuaREに関する標準化の動向を紹介するとともに、顧客要求明確化活動について述べる