
抄録
J-047
ペーパープロトタイピングにおける操作性に関する研究
◎鴨志田大地・西内信之(首都大)
人間中心設計において、ペーパープロトタイピングは有用な手段の一つである。しかし、ペーパープロトタイピングでは、ペーパープロトタイプのボタンやハイパーリンクの視認性の不足から、被験者がどの部分がクリック可能か把握できないという問題が生じており、インタフェースの操作性評価自体に影響を及ぼしていると考えられる。本研究では、ペーパープロトタイプと実際の製品との操作性の違いを実験により明らかにし、まずペーパープロトタイプに潜む問題点の抽出を行った。その後、問題点に対する改善を施したペーパープロトタイプを用い、評価実験を行い、ペーペープロトタイピングにおける操作性の向上を検討した。