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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
J-026
視覚刺激時の瞳孔径変動を用いた注意推定
河合修平・高野博史・中村清実(富山県大)
筋萎縮性側索硬化症(ALS: Amyotrophic Lateral Sclerosis)や脳血管障害により全身麻痺や失語症となった重度障碍者は,自由に肢体を動かすことや言葉を発することができない.そこで,重度障碍者とコミュニケーションを図るために意思伝達装置が開発されている.現在開発されている意思伝達装置は,接触型の装置が多く,使用者は煩わしさを感じていた.また,非接触型の意思伝達装置であっても,キャリブレーションが必要である.そこで,本研究では,重度障碍者に煩わしさを感じさせず,簡易的かつ非接触の意思伝達装置を開発するために,注意などを反映する瞳孔径変動を用いた注意推定の可能性を調査する.