抄録
J-017
コミュニケーション記述を目指したトリオン出現パタンの計測
◎五十嵐涼・北島宗雄・中平勝子(長岡技科大)
3項関係以上のコミュニケーションの場では,対話関係が流動的にさまざまな形に変化していく.
さらに,コミュニケーション場によって対話関係の遷移や特徴に差異が生じてくる.
本稿では,コミュニケーション記述の方法としてソシオン理論と結びついているトリオンを用い,コミュニケーション場の符号化を行う.
コミュニケーション場の観察データを基に,場で生成されたコミュニケーションをトリオンによって符号化していく.
その後,トリオン記述の符号よりそれぞれのコミュニケーション場のトリオン出現パタンを計測する.
また,コミュニケーション場の観察からトリオン出現パタンを観点としたコミュニケーション場の比較結果までを記述する.