◎伊勢蕉子・中平勝子・北島宗雄（長岡技科大）

プレゼンテーションを成功させる際に重要となる要素にはコンテンツ・話術・テンプレート（発表鋳型）などがある．発表者自身が主体的に作成することの多いコンテンツや，発表者のスキルに依存する話術と異なり，発表鋳型はデザイナーが作成した既存のものの中から発表者が選択する場合が多い．先行研究により同じ発表鋳型でも聴衆の受けるイメージが異なることが分かっているので，発表鋳型の選択は重要である．そこで, 本稿は発表者に対して，伝えたいイメージに関する発表鋳型の適合度評価を順序尺度を用いて行い，既収集の聴衆による感性評価と比較を行うことで，発表鋳型の選定を支援する方法を検討する．