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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
J-005
前頭前野の脳活動を用いたBrain-computer interfaceの開発のための判別手法の検討
三野哲志・参沢匡将・広林茂樹(富山大)
近年,脳情報を入力としてユーザの意図を反映するBrain-computer interface(BCI)の研究が盛んに行われており,麻痺患者等のコミュニケーション支援システムとして期待されている.本研究では前頭前野の脳活動に着目したBCIの開発について検討した.前頭前野は,認知や情報の選択,意思決定に関して重要な領域と考えられており,その脳活動を利用することで,ユーザの心理状態(集中している,集中していないなど)を反映させるシステムが開発できると考えられる.前頭前野の脳活動を用いたBCIの開発のために,集中している時と集中していない時の2通りの脳活動を計測して得られたデータを用いて判別を行い,有効な判別手法について検証した.