◎田邉将悟・小俣昌樹（山梨大）

興味を抱くことは，動機づけに強く関わっているため興味を測定することは有用である．生体信号を用いて興味を測定することで，従来の測定手法の問題点を解決できる可能性が考えられるが，このためには興味と生体信号に関係があることを立証する必要がある，本研究の目的は．映像視聴時の興味と生体信号に関係があるかを確かめること及び，関係性の内容を明らかにすることである．実験では，6商品の通信販売番組の視聴時の生体信号を説明変数，視聴後の質問紙調査による興味の主観的評価結果を目的変数として重回帰分析を行った．その結果，興味と生体信号に関係があることが示された．また，関係は個人に依存することが確認された．