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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
J-003
アクティブ・アピアランス・モデルを用いた口唇運動駆動型身体的引き込みキャラクタシステムの開発
中村一暁・渡辺富夫(岡山県大)・神代 充(富山大)
著者らは、これまでに音声からコミュニケーション動作を生成するシステムを開発しているが、高雑音下での利用は困難であった。本研究では、雑音環境下において有効なコミュニケーションとしてノンバーバル情報である口唇運動に着目し、その運動量を入力としてコミュニケーション動作を自動生成する動作生成モデルを提案している。このモデルは,入力画像に対してアクティブ・アピアランス・モデル(AAM)を適用しフェイストラッキングにて口唇の特徴点を求め運動量を推定していることから、画像処理にて雑音に対してロバストである。さらに、本モデルをCGキャラクタに導入した口唇運動駆動型身体的引き込みキャラクタシステムを開発している。