抄録
I-039
iGAを用いた手描きイラスト補正システムの改良
◎金澤明典(鳴門教育大)・皆月昭則(釧路公大)・林 秀彦(鳴門教育大)
近年,インターネットの利活用が進み,イラストなどによる視覚的なコミュニケーションの場面が少なくない.しかし,上手なイラストを描くには,豊富な経験等を必要とするため,苦手意識を持つ者が,それを実現することは難しい.
我々は先行研究として,イラストを描くときに,iGAを用いてコンピュータと対話的に補正する手法を提案し,ドットの配置に着目したシステムを実装している.この性能評価の結果,世代数の削減についての問題を見出している.この問題に対して,本研究では,新たにイラストに含まれる線を抽出し,それをベクトルデータに置き換えて遺伝子長を削減する手法を開発し,大幅に世代数を減らすことに成功したので報告する.