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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
I-037
近赤外情報を利用した低照度環境におけるカラー映像の画質改善
三上拓也・浜本隆之(東理大)
低照度環境では光量が不足するため,画質が大きく劣化する.露光時間を長くすることで,十分な光量を確保することができるが,被写体が移動する場合に動きボケが発生する.このように,低照度環境ではボケやノイズの少ない鮮明な映像の取得が困難である.そのため,夜間の監視カメラでは近赤外の照明を利用することで光量を確保している.しかし,色の情報が取得できない.そこで,本研究では,露光時間とフレームレートの異なるカラー映像と近赤外映像を利用する.カラー映像からは色情報,近赤外映像からは被写体の輪郭情報とフレーム間の動き情報を抽出し,これらの情報を利用することで,カラー映像の画質改善を図る.