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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
I-028
2段型量子化マトリクスを用いたMPEG-2/H.264イントラトランスコードにおけるレート制御
新免 凌・河部洋輔・三柴 数・吉留 健(鳥取大)
現在映像符号化の分野ではH.264/AVC 符号化方式が普及しているが地上デジタル放送ではMPEG-2 符号化方式が用いられている.地上デジタル放送の映像を録画する場合にMPEG-2/H.264 トランスコードを使用する.トランスコードにおいて従来通りに符号化を行う場合符号量を制御することは容易である.しかし,2 段型量子化マトリクスを用いて符号量を制御する場合量子化雑音低減が図れるものの同一の画像間では同じ量子化マトリクスが適応されるため自由度に乏しく制御が困難である.本稿では2 段型量子化マトリクスを用いたMPEG-2/H.264 トランスコードにおけるレート制御を行う手法を提案する.