情報処理学会ホームページ
FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
I-027
画像サイズ変換と動きベクトルの再利用を用いたMPEG-2/H.264トランスコード手法の検討
土野裕馬・植山康平・吉留 健・三柴 数(鳥取大)
現在,映像の圧縮方式としてMPEG-2とH.264がよく使われている.H.264 はMPEG-2 より圧縮効率が良く,低ビットレート環境にも対応できる.しかし,圧縮率の低いMPEG-2 で符号化されたコンテンツがすでに多数存在することから,これらをH.264 へのトランスコードすることが必要となっている.H.264 は高性能である反面,処理が非常に複雑で,演算量が多くなる問題がある.そこで,提案手法では従来の画面サイズを変えないトランスコードではなく,画面サイズを縮小してトランスコードするとともに,MPEG-2 符号化で得られた動きベクトルを再利用することで,演算量の削減をめざす.