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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
I-022
HEVC符号化方式における輝度-色差予測モードのメモリ削減手法
河村 圭・吉野知伸・内藤 整(KDDI研)
次世代動画像符号化方式HEVC Version 1の標準化作業が完了し、現在、非4:2:0色形式などへの拡張が検討されている。本拡張では、再構成した輝度信号を用いて色差信号を予測する輝度-色差予測モードが高い符号化効率を実現している。本稿では、エンコーダとデコーダの双方で必要となる本予測モードにおける予測係数導出において、必要なメモリを適応的に削減する手法を提案する。共通実験条件下において、符号化ロスを0.1%以下に抑える一方で、最大メモリ量を半減させることを確認した。