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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
I-013
素材映像マネージメントシステム「素材バンク」の提案:素材映像を最大限に活用するために
大久保英彦・サイモン クリピングデル・三ッ峰秀樹・佐野雅規・住吉英樹・武藤一利・望月貴裕・河合吉彦(NHK)・加藤大一郎(NHKエンジニアリングサービス)・藤井真人(NHK)
本発表は新しい考え方に基づいた映像マネージメントシステム「素材バンク」に関するものである。我々は「貯めておくだけで映像検索ができたり、映像加工に有効な映像解析が行われる」というコンセプトの映像管理システムとして提案を行っている。このシステムを構成する要素技術の映像処理は、パラメータ調整などの手動調整を必要としない手法を用いている。さらに撮影時に後の映像利用のためのメタデータ取得を行う仕組みも構築することによって、上述のコンセプトに基づいた素材映像検索と合成映像制作に有効な映像取得が可能となることを確認した。本研究ではその「素材バンク」のコンセプトと構成する要素技術についての概要を述べる。