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FIT2013第12回情報科学技術フォーラム 開催日:2013年9月4日(水)~6日(金) 会場:鳥取大学鳥取キャンパス
抄録
I-012
位置ずれを考慮した低解像度ナンバープレートの数字識別
正木淳一郎・木田勇次(京都工繊大)・藤田和弘(龍谷大)・中森伸行(京都工繊大)
犯罪捜査を目的として、解像度の悪い画像から車のナンバープレートの数字を読み取る要望が強い。特に数字部分の画素数が縦4画素横2画素程度で、目視による識別が困難な画像に対しての認識手法の確立が課題となっている。低解像度数字画像を識別する際の問題点として、数字位置と画素境界の相対位置の違いが数字の形状に影響することが挙げられる。このずれ量を実画像から推定し、学習用サンプルの重み付けに利用すれば、識別率のさらなる改善が期待できる。本研究では、上記のようなずれを識別対象であるナンバープレート画像から推定し、解像度と合わせて低解像度数字の識別に利用する手法の検討・評価を行った。