抄録
I-001
視線計測装置を用いた無意識な歩行中の視線挙動に関する研究
◎多田真之(電機大)・井ノ上寛人(日本学術振興会)・川澄正史・鉄谷信二(電機大)
本研究では,視線計測装置を用いて無意識な状態で歩いている際の視線の動きはどのようになっているかを調べ,さらに,その視線の動きと記憶の残りやすいものは関連があるのかを探ることで商店街等での効果的な宣伝法について検討を行う.本稿では,その初動として,視線の動きと記憶の関連を探るために,記憶に残るものに対する無意識に生じる生理的欲求に着目し,その生理的欲求と記憶に残るものは関連があるのか,また生理的欲求と視線の動きは関連があるのか調べることを目的とする.