抄録
H-049
方形を用いたカメラ内部パラメータ推定
◎堀野大治郎・光本浩士(大阪電通大)
カメラキャリブレーションとはカメラの内部,外部パラメータを推定することである。3次元計測などコンピュータビジョンの分野において重要な処理である。近年、多数の点を用いてカメラ内部,外部パラメータを求める手法が提案されている。光本らは方形図形の4頂点を用いたより簡便な手法を提案している。C.Ricolfe-Vialaらはカメラパラメータとレンズ歪パラメータを同時に求める事がエラーの原因となることを指摘し,それらを順に求めることで精度を向上させた手法を提案している。本稿では光本らの手法で実現されていない光軸中心位置とレンズ歪の推定に関する手法の提案およびZhangとの比較検討を報告する。