抄録
H-042
ガウス過程事前分布を用いた空間相関混合モデルによる画像分割
◎栗栖昂勢・林 朗・末松伸朗・岩田一貴(広島市大)
画素の輝度値に基づく画像分割では,正規混合モデルに基づく手法が長らく研究されている.このアプローチでは,ノイズに頑健な手法とするために,各画素のセグメントへの帰属の決定に,その近傍画素をどのように依存させるかが鍵となる.本研究では,混合モデルの混合率が,セグメントの種類と同数の隠れた関数に支配されているという空間相関混合モデルを考える.そして,その関数を,ガウス過程事前分布を用いて画像から推定することにより,画像分割を実現する手法を提案する.本手法の有効性は,合成画像を使った実験により示される.