○河合吉彦・藤井真人（NHK）

画像を局所特徴の集合として表現するBag of featureは、多くの映像解析手法において有効性が確認されている。Geometric Phrase Pooling (GPP) は近年注目されている局所特徴のひとつであり、注目領域とその周辺領域における勾配特徴やエッジ特徴を統合することによって、より頑健で表現能力の高い特徴記述子を算出する手法である。提案手法では、GPPによる局所特徴に加え、より広い領域における色やテクスチャなどの大域特徴を組み合わせることにより、物体検出の精度向上を図った。Caltech-101画像セットを利用した実験では、従来手法に比べ約3%の精度向上が確認された。