抄録
G-008
マルチチャンネルセンサを用いた透析シャント音による血管狭窄スクリーニング装置の要素開発
○鈴木 裕・阪田 治・深澤瑞也・加藤初弘(山梨大)
シャント部分の血流に由来する拍動音はシャント音と呼ばれその聴診により早期に狭窄を見出す診断が行われている.我々は,そのシャント音により血管狭窄を検出するシステムを開発している.これまでにシャント音を採取する手法は原理的に1チャンネルであり,医療スタッフの聴診を基にセンサが取り付けられていた.本報告ではセンサを多チャンネル化することで医療スタッフではなくても容易にシャント音を採取することのできるインターフェースを開発し,診断シミュレーションを行った結果について報告する。